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Column

2020年8月10日
風水は「環境整備学」②

風水が生まれた中国では、生活を快適に、人生を豊かにするために、「環境整備学=風水」を長きにわたって利用してきました。
それは建物だけでなく、政治や都市計画にまで影響を与えているのです。

 

では、なぜそこまで風水にこだわるのでしょうか?
もちろん、自らの運気を高めるためなのですが、中国文化圏には古くから次のような考えがベースにあるからなのです。

 

 

 

長老が長い人生を振り返ってみた時に、人生を決定づけていた要素を重要な順に
①命…宿命
②運…運命
③風水…環境整備
④積陰徳…陰ながらの善行・ボランティアなど
⑤唸書学問…学歴・勉強
という五つのジャンルであったという考えです。

 

この考えによれば、人生に最も影響を及ぼすのは「宿命()」であり、次に「運命()」、そして三番目に「風水」が入っています。
「積陰徳」とは、陰徳を積むということで、ボランティアなど人の見ていないところで、世の中のために奉仕することを言います。
そして現代の日本などでは最も重要視される「学歴=勉強」を意味する「唸書学問」が、その人の人生に及ぼす影響力は、何と最後の五番目になっているのです。

 

宿命は、生まれつき決まっているもので自分の努力だけでは解決できませんが、自分の人生を良くしたいと思うなら、勉強して陰徳を積んで運を開くよりも前に、まず風水を整えて努力が実るような環境を作り、それから陰徳を積み、勉強をするほうが早く運が開けると言う訳です。

 

反対に、厳しい言い方をすれば、『どんなに努力しても風水環境が悪ければ、成果が出ない』と言うことなのです。