方災とは?
方位による災厄のことで、年毎に各方災の巡ってくる方位は変化します。
一年の切り替わりは立春(2月4日)としています。
方災の種類
■五黄殺…災厄・大病・神経衰弱・口舌など
■暗剣殺…事故・盗難・訴訟・悪評など
■二黒殺…主に健康面への影響と家庭運など
■三殺…三種類の殺気が及ぶ
歳殺:子孫や六畜(ペット、家畜など)万物に被害をもたらす
災殺:病気や強盗、殺傷の災いをもたらす
劫殺:盗難や殺傷の災いをもたらす
■歳破…あらゆるものが破れる
縁談、人間関係、財産などの破綻と破談を招く
2016年の方災
2016年は下図の赤字の五黄、暗五黄、三殺、歳破が方災となります。
二黒も方災ですが、2016年は中宮(中央)に位置しているので、今年はありません。
今回は、三殺についてお話いたします。
2016年の三殺は、南方位
三殺とは?
上図は十二支が各方位を示しています。図の青い三本線で結ばれた支、「申、子、辰」は仲が良く「三合」といいます。
三合は下記の4種類あります。
「申、子、辰」の年⇒冲は午⇒南が三殺方位
「亥、卯、未」の年⇒冲は酉⇒西が三殺方位
「寅、午、戌」の年⇒冲は子⇒北が三殺方位
「巳、酉、丑」の年⇒冲は卯⇒東が三殺方位
十二支方位には法則があり、巡ってきた支の年の三合のうち、青字の支(方位)の正反対の支(方位)は対立してしまいます。これを冲といい、その方位に凶意を及ぼします。これを「三殺」と呼びます。
●三殺の凶意
三種類の殺気が及ぶ
歳殺:子孫や※六畜(ペット、家畜など)万物に被害をもたらす
災殺:病気や強盗、殺傷の災いをもたらす
劫殺:盗難や殺傷の災いをもたらす
※風水の創成期においての「六畜」とは、馬、豚、鶏などの家畜やペットを表しますが、現代に置き換えると車や、資産、財産を意味しています。
三殺の3つの凶意は、凶作用の強いもののひとつとされており、三殺が巡っている方位への引越しは避けるべきとされています。
間取りでも、家の中心から見て南方位に玄関がある、または玄関の正反対が南の場合も凶意の影響を受ける場合があります。
家や敷地の中央から見て、南方位での増築、リフォーム工事は凶意をもたらすので避けましょう。
だからといって、引越しや工事など、あらゆることを避けられない場合もあるでしょう。そんな時こそ、「悪い方位だから」と諦めずに正統風水アイテムを用いて殺気を化かす『化殺』風水で、方災対策をしましょう。
三殺は三つの殺を同時に鎮めなくてはならないため、三匹の麒麟が必要になります。
災いや、トラブルを鎮めてくれる『麒麟』を3匹、扇状に南へ頭を向けて置くことで、三殺の凶作用を出来るだけ軽減・緩和して、運気を落とさないようにしましょう。
目には見えない『方災』も、正統風水アイテムでしっかりと対策すれば、凶作用が軽減・緩和されます。
どうしても、三殺の方位への移転や工事などがある場合は、本来は避けるべきではありますが、化殺アイテムによる対策と共に『擇日鑑定(吉日時鑑定) 』を受けることが最善です。
歳破については今後お話していきます。