発展しつづける横濱中華街の秘密は風水にあった!⑭横濱中華街の九龍壁

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九龍陳列窓の九龍壁

横濱中華街と横浜建築助成公社及び横浜市が協力して設置した展示スペース。このスペースは横濱中華街の街づくりの一環として、中華街及び中国文化に関する情報を発信する場です。

 

展示スペースの後ろの壁は「九龍壁」といわれるものでできています。九龍壁というと北京の故宮(清代乾隆建造)、北京の北海公園(清代乾隆建造)、山西の大同(明代建造)が有名です。

 

古来より中国では、九・五は吉祥な数字として尊ばれています。九は十の一つ前で、完璧になる前の最も良い状態を表し、五は中央・皇帝の位置を示しています。それゆえ、九龍壁の中の龍、山、波濤、雲などが九と五の数で組み立てられています。横濱中華街の九龍壁は、北海公園内にあるものを参考に、北京で製作したものです。

 

全長11.58m、高さ1.87m、厚さ7~32cmで、現物の約1/2の大きさで作られました。

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