2016年7月26日
「化殺風水13」~環境整備学

みなさんのご近所にも、ついこの前オープンしたのに、もう次のお店に入れ替わっている
店舗や建物、何をやっても上手くいかない場所があることでしょう。

 

 

このような場所には

①【陰気・邪気・殺気・妖気】などがぶつかっている

②気が枯れてしまっている

などの原因が考えられます。このような場所にはいつも逆風が吹いています。
どんなに頑張ったとしても逆風に押し流されてしまうのです。
運のいい人は、追い風が吹く良い場所に住んでいたり、そのような場所で仕事をして
いたりします。頑張りや努力は報われたいものです。できれば頑張った分以上に……。

 

 

 

そこで風水師の出番がやってきます。
風水師の仕事は【環境を洞察する伝統的な技術で原因を探り出し、可能な限り
逆風を
順風に変更するアドバイスをすること】です。

 

 
風水の魅力はなんと言っても【現世利益】であること。
修行をしたり徳を積んだりすれば、来世が良くなるというものではありません。
風水対策をしたその場から気の流れが変化し、そして環境が改善し、ものごとが良い
ほうへと動き始めます。そのような事例は枚挙に暇がありません。

 

 

 

本来【煞】(悪い気)は恐れるに足りません。化殺風水の知識を持ち、風水アイテムを使って対策できれば、煞のマイナスエネルギーを改善し、幸運をつかむことは容易なのです。

 

 

 

 

風水アイテムの考え方に似ているのは薬剤師のいる薬局です。「風邪をひいたときに
この薬を飲んでみたら症状が改善してきた」、さらに「この薬とあの薬を配合して飲んだら、
さらに素晴らしく改善した」、このような創意工夫の積み重ねにより発展してきました。

 

 

 

薬剤師イメージ

 

 

 

 

風水アイテムも、長い歴史の中で、「うまくいかないとき、このようなものを玄関に置いたら
うまく事が運ぶようになった」という経験を持った親が子に伝え、子が大人になったときに
思い出して、同じものを置いたら困ったことを切り抜けられたので自分の子にも伝えた。
伝えられた子は、同じものを置くときに「鉱物と一緒に置くともっといいのでは?」と
ひらめいて水晶も一緒に置いてみたらすごく効果的だった。
それを子孫にも伝えた……というような、長年の研究と経験が実を結び、現代の知識に
統合されています。

 

 

 

 

 

時折、風水を「占い」と混同したり、今でも「迷信」と決めつける人がいるのは残念なことです。
風水は、人が長い時間をかけて培ってきた知識の賜物です。具体的に運命を改善し、
よりよい人生やしあわせな家庭をつくりだす「環境整備学」なのです。
と同時に、天文学、地理学、気象学、統計学、心理学、建築学、成功哲学までを総括した
総合科学ということもできるのです。

 

 

 

 

まず自分自身や周りの状況を見極め、なにからどのようにするのが一番良い
かを、
化殺風水師の先生に相談することが、最初の一歩です!

吉マーク新吉マーク新吉マーク新

 

2016年7月19日
「化殺風水12」~悪い気を見極める

日本でも「風水」という言葉が、しっかりと根付いてきたと感じています。
しかし、ある種イメージだけで風水を捉えている人がいまだに多く、暮らしに生かしきることが
できていないのではないでしょうか。

 

 

 

風水には古くから「煞(さつ)」(あえて日本の漢字をあてると「殺」になります) 
表現される運気を下げる作用についての定義が沢山あります。
日本にはまだまだ広く紹介されてはいませんが、住環境をおびやかす悪いエネルギー
【煞】について、本来の風水では系統立てて捉とらえ、それぞれの殺気に対して対策を
講じているというわけです。

 

 

 

「陰気・邪気・殺気・妖気」といった【良くないエネルギー】は、感覚的に少し敏感な人で
あれば、初めて触れた瞬間にイヤな感じがするものです。

 

 
そんな人ですら、時間の経過とともにこの【良くないエネルギー】に徐々に慣れてしまい、
あまり気にならなくなっていきます。人の順応性の高さが裏目に出てしまうのです。
しかし気にならなくなったからといって悪い気が時間とともに消えるということはなく、
むしろその逆。そこに住まう動植物や住環境にマイナスエネルギーを与え続け、さまざまな
悪影響を及ぼすように働きます。

 


殺

 

 

「煞」の概念を正しく知ることに特化し、化殺風水の技術と風水アイテムを使って「煞」の作用を抑えたり、転換したり、場合によっては消したり、浄化したりといった伝統的な対応策を詳細に風水改運コラムを載せてきました。

 

 

化殺風水の正式な名称は【化殺好転風水】と言います。

 

 

 

化殺とはつまり、「煞」を「化かす」ことあるいは「変化させる」ことを指します。
知識を持ち、正しく対策を講じさえすれば殺気を変化させ軽減・消滅させることができ、
場合によっては殺気を逆手に取って好転させてしまうこともできるのです!

 

 

 

 

もっとも避けたいのは、マイナスのエネルギーのある場所(=「煞」のある場所)で、
それと知らずに暮らしたり、働いたりし続けることです。
また少しくらいならという積み重ねで慣れてきて、そのうち気が付くと思い通りにならない
ことが多発したり「ツイてない……」と思うようなことが起きるなど、自分の運気がどんどん
落ちていってしまいます。

 

 

神経質になる必要はありませんが、まずご自身や周りの「煞」を
見極め、
早めに対策を講じることが大事です!

 

 

 

※「煞」かどうかの見極めが難しい場合は、信頼できるスタッフや化殺風水師に相談しましょう。

 

2016年7月12日
「化殺風水11」~まずは実践から

「今すぐ良くなりたい」 を応援するのが風水であり、
何でもできるのが風水の魅力といえる
でしょう。

 

 

たとえば、「叶えたい夢がある」と相談されれば夢を叶えるよう応援します。
「家に入るとゾクッとして気持ちが悪い」と相談されれば殺気や陰気に対処して快適な空間を
つくりだします。

 

 

殺(悪い気)を防ぐのか、願望を叶えるのか。もちろん同時にどちらも対処できます。

 

 

いずれも、化殺風水で「相」を変えることにより、風水は吉へと好転し、そこにいる人の運命も
また好転するのですから。

 

 

さまざまな「煞」(あえて日本の漢字をあてると「殺」になります) と表現される運気を下げる作用の相がわかるようになれば、事務所の螺旋階段や、自宅のロフトが気になってくるかもしれません。

 

良くないことがわかったら、すぐに化殺風水を実践しましょう。
殺&吉

 

 

同時に部屋の中を良い運気でパンパンにすることも、幸せのためには欠かせません。
風水アイテムは、それらを強力にバックアップします。

 

 

今困っている問題を解決し、これから進みたい道を邁進するために、できることから惜しまず
取りかかっていただきたいと思います。それらは化殺風水で解決できるのです。
そしてそのためのパワーにあふれるアイテムが風水アイテム専門店には置かれています。
風水アイテム専門店はいわば人生の薬局みたいなものなのです。薬だからこそ妥協せず、
より効果的なアイテムを揃えなければいけません。
それが人生を切りひらき、自分を助けてくれるものだからです。

 

 

「運」という字は「運動」の「運」と書きます。運動、すなわち動くことです。

 

 

 

エネルギーの高い風水アイテムによって気が動き、そこにあなたのポジティブな行動(動き)
があって初めて、欲しい運が訪れるのです。

 

 

運は動かせるもの。
伝統ある化殺風水アイテムがその一助となることを願ってやみません。

風水はいつも「今良くなりたい」を応援するものなのです。

 

2016年7月8日
「化殺風水10」~目に見える、目に見えない

風水には「巒頭(らんとう)」「理気(りき)」というふたつの判断方法があります。

 

 

「巒頭」とは、建物の形や大きさ、立地などが周辺の環境に適しているか、またその建物の
中の間取りが生活環境に適しているかどうかなど目に見えるものから生じる“気の流れ”の
吉凶を判断していきます。目で見て判断できる人相や手相と同じ、「相そう」で捉える学問
です。

 

 
巒頭は目に見えた形状で吉凶を判断するので、誰が見ても答えは変わらず、良いものは
良い、悪いものは悪いと単純明快なものです。

 

 

 

四神相応の地などは巒頭の代表的な考え方です。
四神相応落ち地

 

 

 

一方の「理気」は、その人の生年月日や星の動き、時間の流れ、タイミング、家の玄関方位
などに基づいて、宿命と環境との関係を判断するというもので、方位学などにも含まれます。
こちらは目に見えないものから吉凶を判断します。

 

 

理気の吉凶は風水師が細かく鑑定することで判断できます。引っ越しはいつが良いとか、
模様替えはいつとか、時間の変化による制約が出てくる場合も少なくありません。

 

 

 

現代の風水ではこれらふたつの側面から、古来より蓄積されたデータと照らし合わせ、幸せで
穏やかな生活が送れるように対処していくわけですが、判断基準は「七割巒頭・三割理気」で
考えるのがいいでしょう。これは「七割を巒頭で、三割を理気で実行すると改運の確率が高い」
ということです。

 
それほど化殺風水のベースとなる巒頭、つまり気の流れが重要であるということになります。

 

 

 

自宅や職場にあてはめて考え、凶運の気が入るなら、「変化させたり」「はね返したり」、
吉運に
好転させるような化殺風水アイテムを置くという対処療法を
用いて改運していきましょう。

2016年7月5日
「化殺風水9」~アイテムの取り扱い方

化殺風水アイテムは置くだけでその建物内外のエネルギー(気)が変わるもので、せっかく縁あって我が家に招き入れたものです。しかし気が付いたらホコリだらけになっていたりしていることもあります。
いつもきれいにしておくように日々心がけていただきたいです。

 

 

破損や経年劣化、風雨にさらされて汚れたり、色あせてしまったりした化殺風水アイテムは、
新しいものと交換されることをおすすめします。
交換する際は、今までの化殺風水アイテムは処分してください。方法は半紙などの白い紙に
処分する化殺風水アイテムをのせ、「浄化用・塩田の塩」「除障香」をつぶして粉に
したものを少量振りかけ、ありがとうございましたとの感謝を込めて、そのまま紙にくるみ、
居住地のゴミの分別区分に従って不要品として扱ってください。

 

 

 
P1070032                 「浄化用・塩田の塩」

 

 

 
P1070024                    「除障香」

 

 

 

一対のもので片方が破損した場合は、どちらも処分し、一対で新しいものと取り換えて
あげましょう。

 

 

 

水晶をはじめとしたパワーストーンは、通常は埋もれるくらいの「水晶のさざれ」の中に入れてあげましょう。半年に一度ほど、「浄化用・塩田の塩」の中にひと晩漬け込むようにして浄化する(石により適さない場合あり)。そのあと水で流し、自然乾燥させます。働いて蓄積された石の疲れを除去してリフレッシュさせることができます。

 

 

 
P1070030                  「水晶のさざれ」

 

 

 

パワーストーンが破損したとき、役目が終わったときは、もともと地球から生まれたものだから
土に還すのが理想です。感謝の気持ちとともに土に埋めるようにすればいいでしょう。
植木鉢の土、公園などに埋めてあげましょう。

 

 

 

普段から「ありがとう」の気持ちで、可愛がってあげましょう!

 

2016年7月1日
「化殺風水8」~『ホンモノ』のパワーストーン

水晶が注目されることで、やがて広範囲にわたる鉱物が脚光を浴びることになりました。
水晶のみならず「黒曜石も良い」「鍾乳石も素晴らしい、エネルギーが高いようだ」……と、
実にいろいろな石が珍重されはじめました。
さまざまな石を置いたり、活用したりした人々の感想が広まり、そして集まり、石ごとの働きが
確立
されていったのです。
これらのように、人や動植物そして住環境に対して何らかの良い働きが期待できる鉱物を
【パワーストーン】といいます。

 

 
パワーストーンいろいろ

 

 

 
西洋でも、目に見えないものを研究している人たちが鉱物の持つ力に着目して研究され
はじめ、やがてそれらが結びつき、パワーストーンの文化ができあがります。

 

 

ただこれにも確固たる文献があるわけではありません。
十六世紀に自然科学者たちによって著された書物はありますが、現在のパワーストーンの
文化は、さらにそれに実証を重ねたデータ学ということができるでしょう。

 

 

ですから人によって、「この石はこれに働く」という効能が微妙に違うこともあります。
同じアメジストでも、ある人は「安眠に効く」と言うし「財運に効果がある」と言う人もいます。

 
なかには「お金が出ていくのを防ぐ」と言う人もいれば、「高貴な色だから仏教専用。素人が持ってはいけません」と言う人まで現れます。

 
これらはその人たちが集めたデータに基づくものだから批判のしようがありませんが、
風水理論と一緒で、さまざまな実験を重ねた結果、ひとつの文化として確立されています。
このように、一見関係ないように見える風水とパワーストーンですが、
「パワーストーンは風水の一ジャンル」と捉えることができるのです。

 

 
パワーストーンを選ぶときに大切なのは、見た目の美しさではありません。
パワーストーンというくらいですから、『パワーの強さ』、すなわち『エネルギーの高さ』が
なにより重要ということになります。

 

 

 

『ホンモノ』にこだわり、『ホンモノ』を扱っている、
信頼できるお店で相談されるのが一番です!

2016年6月17日
「化殺風水7」~水晶が重んじられるワケ

風水アイテムの中には人生を良い方向に導いてくれるアイテムがたくさん存在します。
そのうちのひとつが「水晶」です。
水晶は運気を上げるための道具として扱われ、古来より美しいだけではなく神秘的なパワーを感じさせる石として、その効力ゆえに重んじられてきました。

 

NO1056水晶玉

 

 

世界中の史跡から発掘され、清めの儀式や祭事に用いられた例は数多くあります。

 
例えば、エジプトのピラミッドの頂上に大きな水晶が埋め込まれている話は有名です。

 
一方で、水晶に電圧をかけることで共振を起こす性質は、現代では電子工学でも利用され、水晶の仲間は光ファイバーにも用いられています。

 
私たちの現代の便利な暮らしを、水晶がさまざまな形で支えているのです。

 

 

水晶になぜパワーがあると言われるのか?
それは振動している唯一の鉱物で呼吸をしているともいわれるからです。

 
もちろん見た目もきれいですが、「家の中に置いていたら雰囲気が変わってきた」「いろいろなことが安定してきた」など、良い働きを感じる人がとても多いのです。

 

 
その中で、アメジスト・ローズクオーツ・シトリン・茶水晶・黒水晶など、同じ水晶類の中でも「それぞれ働きが違うようだ」「また産地によっても性質が違うようだ」など、水晶の中でも色や形、含有している模様によってさまざまな働きがあることがわかってきました。

 

 

 

「風水アイテムの効果をいち早く発揮させたい」「風水アイテムのパワーを実感したい」
このような場合はまず自分自身のエネルギーを高めることも必須であることは言うまでもありません。

 

 
現代社会には、人の運気を落とす原因が蔓延しています。そんな時代だからこそ、自分自身のエネルギーやパワー・気力を高め「陰気・邪気・殺気・妖気」が侵入して来ないようにしておくことが重要です!

 

 

ご自身のためにも水晶(パワーストーン)パワーを身に付け、実感しましょう。

 

2016年6月3日
「化殺風水4」~世の中すべて陰陽のバランス

風水という考え方はそもそもどこから生まれたのか?

 

 

ずっとたどっていくと「易経」という思想にたどりつきます。
易経は、およそ2800年前の西周の時代に理論体系が整ったとされ、
東洋哲学の元ともいえるものです。
「易」という字は、「太陽」を表す「日」(陽)と、
「月」(陰)を表す「勿」という字を合わせたもの。
つまり「陰と陽が交わることにより引き起こされる変化」について
語られた思想であると察することができます。

 

 

世の中は諸行無常であり、形あるものは滅び、そして再生します。
森羅万象、あらゆる形のあるものは時の流れとともに必ず形を変え、
変化していきます。時代の変化の速度が増した現代に生きる私たちには、
なおさら実感しやすいことかもしれません。

 

 

こうしたあらゆる変化をもたらすものが「陰陽の法則」です。

 

 

太陽と月に象徴される陰陽は、相反する対極を示し、その対極同士が
一対となることでものを生み出すというのが易経の考え方です。
天と地、光と影、男と女、これらはすべて一対で陰と陽の関係であり、
この世のあらゆるものは陰陽から成り、
たえず変化し続けながらバランスを取り合っていると考えられています。

 

 

さらに、そこから生まれる自然は「木・火・土・金・水」
5つの要素から成り、この世に存在するあらゆるもののエネルギーは、
これらの性質に分けることができるとするのが「陰陽五行説」です。
5つの要素が互いに影響を与えあいながら、生育と衰退を繰り返し、
循環しながら宇宙の秩序が保たれているとするものです。

 

 

五行は互いの要素を助けて補ったり(相生)、牽制して痛めつけたり(相剋)しながら、
全体でバランスをとっているのです。

五行 相生

五行 相剋

 

 

建物や地形も、その形状や色などにより五行いずれかの特徴を持ちます。
またそこに住む人も、生年月日から割り出すと五行いずれかの特徴を持っています。

 

 

 

たとえば、自分の五行にマッチしない五行の特徴を持つ建物に住む場合は、
努力した割には成果が実を結ばないというようなことが現象として起こります。
建物の外に自分の五行を剋する関係のものが存在した場合にも、
人生に矛盾や支障をきたすことは少なくありません。

 

 

建物のみならず、こうしたことが対人関係でもあらわれます。
「この人とは気が合うな」「相性がいい」と感じる場合は
お互いの五行がマッチしている場合が多く、
衝突が多い相手の場合は相剋の状態であることも少なくありません。

困ったことに、家族間でも五行が合わないことがあるのです。

 

 

 

五行のバランスをとることは運気を良くするためには重要なことです。

 

 

けれども、悪いからといってパートナーを交換するわけにはいかないし、
引っ越しをすることも現実的にはムリだと思います。

 

 

こうしたときに重宝するのも【風水アイテム】です。

 

 

凶意を化かす「化殺」はここでも活躍します。
実際には相性の良くない五行バランスを、風水アイテムを置くことで
良いバランスに整えることができるのですから。

 

 

たとえば、パワーストーンを使って場の五行エネルギーを整える
【陰陽五行鉢】を置けば、置かれた空間とそこにいる人たちの
五行のエネルギーバランスを整える役割を果たします。
126                    「陰陽五行鉢」

家庭ならリビングに置くことで、家族みんなの五行の調和を
とることができますし、オフィスの出入り口やオフィス内に置いても
同様の効果が得られます。
また、お客様が訪れる応接間などに置くことで、打ち合わせ会議、
商談などをスムーズに運ぶこともできるのです。

 

2016年5月31日
「化殺風水3」~自分で『つくりだす風水』

風水でもっとも重要なのは「気」の流れです。
「気」は、すべてのものに存在するエネルギーのことです。
とくに大地に流れる気(エネルギー)は、運命を左右するほど、人に大きな影響を与えると
考えられています。
大地から生まれた気の流れ道を「龍脈」龍脈が集結する場所を「龍穴」と呼び、人に幸運をもたらす良い気は龍脈に沿って流れ、龍穴に集まると言われています。

 

 

風水では良い気の流れがある最強の場所を「四神相応(ししんそうおう)の地」といいます。
0007

 

 

「青龍(東)」 「白虎(西)」  「朱雀(南)」  「玄武(北)」 という神獣が各方位を守り、青龍、白虎、朱雀、玄武を総称して四神といいます。

 

 

四神が揃った地形は、たいへん運気が高い土地として大切にされてきました。
日本でも長い年月にわたって栄え続けた平安京や江戸の街は、四神相応に則って
つくられたことが知られています。

 

 

 

その昔、風水はエネルギーの良い土地や場所を探し出すためのものでした。
見つけた良い土地を所有し、居住したり商いをしたりしながら気を活性化することで、富を得て
繁栄させる、人を幸せな人生へと導こうとするものでした。
しかし土地開発が進む現代では、良い地相の土地自体が少なくなり、たとえ吉相の土地に
出会えたとしても、ほとんどは誰かの所有物です。風水の良い場所は、環境も良く、財産にも
健康にも恵まれ、人々が幸せに暮らせる場所なので現在の所有者が住み続けます。

 

 

 

そのため、風水の良い物件が不動産市場に出回ることはほとんどありません。
このような吉相の土地を今から手に入れるのは不可能に近いといえるでしょう。

 

 

では、良い土地の少ない現代ではどのように幸せな環境を手に入れるのか。

 

 

 

その答えは、自分が所有している土地や建物、またはこれから所有したり借りようとしている
物件を、良いエネルギーが流れるように改善していくことです。

 

 

 

このエネルギーの流れを改善するという目的で伝統的に利用されてきたのが、水晶や龍の
置物、鏡や鉱物(パワーストーン)に代表される風水アイテムです。
風水アイテムを使って陰気・邪気・殺気・妖気といった魔の侵入を退け、住居や自分自身を
活性化し、良い気を呼び込んで、財運・恋愛運・商売運・健康運・家庭運など、
さまざまな運と成功を手に入れる技術を「化殺風水」といいます。

 

 

 

現代では中国のみならず、日本を含めて世界中が、良い土地を「見つける風水」から
自分たち
「つくりだす風水」へと変わりつつあるのです。

 

 

 

化殺風水は、与えられた状況の中で最大限に風水環境を整え、凶を吉に変え、陰の気を
止め、陽の気を増長させる手法です。
化殺風水で状況を改善した結果、「人間関係が良くなった」「業績が上がった」「悩みが解消した」といった事例が積み重なり、数千年の間、化殺風水は廃れることなく実践・伝承されてきた
のです。

 

2016年5月27日
「化殺風水2」~風水は占いではない!

そもそも「風水」とはなんでしょうか?

 

空気が淀んだら窓を開ける。二方向の窓を開けると風の通りが良い。風通しの良い部屋は気持ちが良く、そこに過ごしている人の運の通りまで良くなる……。
このような考え方に象徴される、【住環境を整えることで幸運を呼び込む環境整備学】が風水であり、中国数千年の長い歴史の中で育まれてきました。

 
毎日を好循環に明るく楽しく、運気を上げて過ごせるかどうかは、自分の環境要因に影響されます。つまり、風や水に代表される自然環境を観察しながら、より良い生活環境を手に入れられれば、幸運と改運がもたらされるということを理論的にまとめていったものが風水ということになります。

 
よく間違われますが、風水は占いではありません
前述の通り、データの積み重ねに支えられた環境整備学ですが、それは漢方にも同じ成り立ちを見ることができます。

 
たとえば、体が冷えお腹が痛いときにヨモギを摘んで食べたら痛みが軽くなった。じゃあ腹痛にはヨモギを使うようにしよう。でもヨモギを食べても改善しない人が現れた。しかしヨモギと一緒にミカンの皮を干したものを食べてみたら画期的に良くなった。じゃあこれからは腹痛にはヨモギとミカンの皮を干したもので対処しよう……というデータの積み重ねが漢方の成り立ちです。

 
同様に、「良くないことが起きるなら龍と水晶を置いてごらん」と祖父に言われて、父が素直に実行する。「その通りだ」と実感できたので、子にも「良くないことが起きるなら龍と水晶を置くように」と伝える。期待した効果が得られるので、子は孫へと伝えていく……。

 

 


このように「こんなときはこうすれば良い」という実践データの積み重ねが確立され、環境整備学として「対策風水」や「化殺好転風水」の今日がある』のです。

 

 

 

古代から「風水学」という学問があるわけではありません。
風水の原型は中国の古典である「葬 書(そうしょ)」であるとも言われますが、現代の私たちに伝わる風水に関する本が正しいかというと、それは誰にもわかりません。原本は残っていないからです。誰かが写している間に何かを書き足したことがあったかもしれません。

 
長い間に先人たちが実践し、改善が見られた事項を書き足したこともあったでしょう。
その時代にやってみたらうまくいったと実感するから書き足して残しているわけです。
これから説明する「化殺風水」にも文献はなく、すべてが口伝です。
そういう意味では、化殺風水は何十世代も前から言い伝えられてきた「おじいちゃん・おばあちゃんの知恵袋」と言えるかもしれません。

 

 

 

『「おじいちゃん・おばあちゃんの知恵袋」の立場になり代わって、相談・アドバイスをしているのが、化殺風水師なのです!』

 

 

 

四神相応