風水究極にして最強 四神相応とは?①

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中国文化圏では、古くから「皇帝」をはじめ「主人」や「長」のつく地位にある人は、南を向いて座るのが良いとされてきました。
この文化は日本にも伝承され、古来「貴人は南面す」と言われていたのです。

 

主人が南に向いて座れば前面は当然のごとく南となり、南にいる「朱雀」が前方や将来を見通して情報を集め、主人に伝える働きをします。
主人の右手となる西には、凶暴な虎を手なずけた「白虎」を配しています。
そして、主人の左手となる東には、主人の運気を上げる「青龍」を置いているのです。
主人の後方となる北には、奇襲攻撃から身を守るために、亀の甲羅を山に見立てた「玄武」置いています。

 

 

各四方位の守護神に囲まれた主人は、最も活性化している中心に座します。
この場所は「太極」と呼ばれ、陰陽のエネルギーが入り混じり合っています。(風水では太極は、匂陳と呼ばれる天馬と、謄蛇と呼ばれる空を飛ぶことのできる蛇で表されます)

 

太極は、攻撃にも防御にも強く、内面を活性化させる働きがあり、新しい物事が生み出される最高の場所とされています。
これが「四神相応」の考え方です。

 

 

風水では物件を見るとき、二通りの基準を重視します。
①周りの環境を観察して四神相応の地を探し出し、そこに住居を構える方法
②既にある物件に手を加え、四神相応の地になるように整備していく方法

 

①の方法は、現代では探し出しても既に他人の所有地であることが多く入手するのが難しいので、②の方法を取るのが一般的です。
では、②のように吉相の地に構えられていない物件を、四神相応の地になるようにするにはどうしたらよいのでしょうか?

 

風水環境を整備する2種の方法を次回紹介します。