笑う門には福来る

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【笑う&笑顔は幸運への第一歩】
「皆さん、笑っていますか?」
しっかりと「はい」と答えられた方は、周囲の環境も良く、充実した人生を送ることが出来ているはずです。

 

人が笑う時、また笑いたいと思う時はどんな時でしょうか? 当然、真剣な会議の場など真面目な話の時には笑いは出てきません。
TVを見ている時、家族と旅行の計画を立てている時、友人と久しぶりの再会をした時など、リラックスをした時に笑顔が自然と溢れます。

 

食事をとる時、美味しい食べ物を食べると自然と「笑」が生まれます。
親密になりたい人と食事をする時には、相手が喜びそうな店を予約する、家に招くのであれば美味しい料理や酒を準備して、楽しい宴席を囲める様にするでしょう。
人々には、自然と「笑」を生み出す技術が身についているのです。

 

【笑の文字の成り立ち】
「笑」という漢字は、元々、巫女が踊っている姿を描いた象形文字と言われています。踊っている姿を見てリラックスをする時…、その雰囲気を感じ、想像する事で本当の「笑」という漢字の意味を理解する事が出来ます。

 

【笑にちなんだ料理】
また「笑=幸せ、福」を連想させる事から、行事や縁起事の際に出る料理にも「笑」があります。
沖縄のお菓子として有名なサーターアンダギーの原型は、中国にある「開口笑」(カイコウシャオ)と呼ばれるお菓子だといわれています。
なぜこの名前になるのでしょうか?
一つには油で揚げている時に、数か所が弾け、口が開いて笑った様な形になる事から。二つ目には拳ほどもある「開口笑」を食べるには、大きな口を開けて食べなければならず、その姿が大笑いをしている様に見える事からこの名前になったと言われています。

 

 

【笑口常開(シャオコウチャンカイ)】
風水発祥の地である中国は、漢字発祥の地でもあります。
さらには、吉祥熟語天国ですから何百種類ものおめでたい熟語に溢れています。
笑口常開は、直訳するならばいつでも口を開けて笑うことで、いつでも幸せが傍にいるという意味の四文字熟語です。
いつも明るく笑みを絶やさず、ポジティブ思考でいることを表わしており、幸運な人をたとえる時にも使われます。

 

【笑いと文化】
言葉はその国の文化を象徴するとよく言われますが、日本において「笑」には数多くの表現があります。
大笑、爆笑、馬鹿笑い、微笑、苦笑、朗笑、失笑、談笑…。どれも微妙な「笑」の仕方によって言葉を使い分ける国はめったにありません。
日本文化においても「笑」が根付いた言葉や表現になっている事がわかります。

 

また、「笑」は万国共通、老若男女問わず伝わる特別な表現方法です。あの喜劇王、チャールズ・チャップリンや、近年ではMr.ビーンなどのコメディアンは言葉がなくても、その笑いは世界中に広げる事が出来るのです。
外国の方は初対面でも目を合わせると、ニコッと笑顔で返してくれます。
これは、「私はあなたに危害を加えないですよ。」という表現と言われていますが、笑顔をくれると、こちらも自然と笑顔になってしまいます。

 

皆さんも自分から笑いをふりまいて、笑いの連鎖を広げていきましょう。