浅草のパワースポットといえば、「浅草寺」ということで、ご紹介させていただいております。
今回は、浅草寺のなかでも一際目を引く「五重塔」と、「龍」と「水」で浄化力の高い、知る人ぞ知るパワースポット「水舎(みずや)」のお話です。
五重塔
寛永寺、増上寺、天王寺とともに、「江戸四塔」と仰がれた浅草寺五重塔。関東大震災は免れましたが東京大空襲で焼失してしまいました。
現在の塔は本堂の西側、寛永8年(1631年)に焼失した三重塔の後地付近に場所を移して昭和48年(1973年)に再建されました。
旧塔に模して南西側(申(さる)の方位)の第三層の瓦には、猿面の瓦が用いられており、江戸城から見た「鬼門」封じの役割を果たしています。これにちなんだ「鬼の中猿も一匹浅草寺」という有名な川柳があります。
今年は申年ですので、ぜひ浅草寺に行かれた際には見つけてあげてください。
境内の浅草寺南側広場には五重塔ビュー(眺望)ポイントがあり、その地点に立ち五重塔を見ると、最も美しい姿が眺められます。
水舎(みずや)
「龍と水」の最高の浄化パワー
かつて、本堂裏にあった噴水に安置されていた高村光雲作の龍神像・沙竭羅龍王像(さからりゅうおうぞう)を祀っています。沙竭羅とは仏法を守護する龍王の1人。
天井には東韻光画の躍動的な「墨絵の龍」が描かれています。龍や龍神は水を司る存在で、龍そのものは火事の多かった江戸時代には、火事除けの守り神としても崇められていたようです。
水舎は手水舎(ちょうずや)ともいい、参詣者が手や口をすすぎ清める場。
基本的な所作としては、
①龍の口から吹き出す水を柄杓で取る。
②左手→右手の順に洗う。
③左手に少量の水を取り口をすすいで清める。
④両手で柄杓を傾け、残りの水で柄の部分を洗い流して戻す。
上記一連の所作で、自分自身を浄化してから参拝することが基本です。
風水で欠かすことのできない、富貴吉祥を招き、災いを祓ってくれる「龍」は、水を好みますので、この水舎の龍は水を得て『改運』パワーが溢れています。参拝の前には、ぜひお立ち寄りされてください。
※『改運』パワースポットの『改運』とは?
「何かいい事がないかなぁ?」と思うだけで状況が変わらない『開運』とは異なり、正統風水を取り入れて自らの手で積極的に運気の改善を図っていくこと。