2016年3月4日
江戸・浅草 『改運』パワースポット探訪⑥浅草神社・伝法院

今回、6回目を迎える、江戸・浅草 『改運』パワースポット探訪。

 

たくさんのご利益と共に、風水の智慧が活かされた浅草寺諸堂の数々を、ご紹介させていただいております。

 

今回は浅草の総鎮守・三社さま、こと「浅草神社」と、秘蔵の庭園と称される「伝法院(でんぽういん)」のお話です。

 

 

 

 

浅草神社

 

浅草寺のご本尊を感得した檜前浜成(ひのくまのはまなり)・竹成(たけなり)兄弟、観音堂を創始した土師中知(はじのなかとも)の3人を祭神として祀る神社で「三社」と呼ばれています。

 

1649年に徳川家光が再興し、焼失した東照宮に祀られていた東照権現(家康)を合祀したといわれています。

 

震災、戦災をくぐり抜け、昭和21年に国の重要文化財に指定されました。

 

鴨居には、狩野重信作とされる鳳凰と麒麟(きりん)が描かれています。
鳳凰は発展、麒麟は平安をそれぞれに象徴し、神社仏閣には多用されているモチーフです。

 

普段は、鳥居をくぐると非常に静寂な「気」が漂っている平和で清々しい場所ですが、年に一度の三社祭(5月17、18日に最も近い土曜・日曜)では全国から神輿の担ぎ手が集結し、最も「人の気」でみなぎる活気づく時となります。

 

 

⑤浅草神社
浅草神社

 

 

 

 

 

伝法院

龍が飛び出す秘密のパワースポット

 

江戸時代の面影溢れる浅草寺の本坊・伝法院には、小堀遠州(こぼりえんしゅう)の作と伝えられる回遊式庭園があります。

 

元禄年間の住職、宣存僧正の坊号をとって「伝法院」と名付けられた。元禄年間に輪王寺宮家の直轄となり、明治まで秘園とされていました 。

 

現在では不定期に公開される時もありますが、通常非公開のため今もなお「秘蔵の庭園」と呼ばれています。

 

実は、この伝法院こそが知る人ぞ知る超・パワースポット。伝法院の池は湧水で出来ていることから、この池から飛び出した、富貴吉祥を招き災いを祓ってくれる「龍」が、門から正面の通りにプラスエネルギーを運び、「龍の流れ」を起こし続けています。

 

 

 

 

 

日本で一番古い繁華街として知られ今なお、人通りの絶えない賑やかな、土地のエネルギーの高い「浅草」。その浅草のなかでも、知る人ぞ知る超・パワースポットの1つ、伝法院のすぐそばに当協会の認定店である『風水改運中心・浅草店』があります。

 

浅草に来られた際には、ぜひ訪れてみてください。

 

 

 

 

伝法院

※『改運』パワースポットの『改運』とは?
「何かいい事がないかなぁ?」と思うだけで状況が変わらない『開運』とは異なり、正統風水を取り入れて自らの手で積極的に運気の改善を図っていくこと。

 

 

 

2016年2月29日
江戸・浅草 『改運』パワースポット探訪⑤常香炉(じょうこうろ)・二天門

前回、浅草を象徴する「浅草寺」で、一際目を引く美しい「五重塔」と、参拝の前に「龍」の力と水で自分自身を浄化できる、「水舎」のご紹介をさせていただきました。

 

今回は、お香の煙で身を清めることのできる「常香炉(じょうこうろ)」と、重要文化財に指定されている「二天門」のお話です。

 

 

 

常香炉(じょうこうろ)

 

「龍」で縁取られた大香炉です。香炉で焚かれるお香は、邪気を祓い、身を清めてくれます。風水でも土地や建物内、風水で使用する天然水晶などの浄化に、専用のお香を用います。

 

浅草寺では100円でお線香が販売されており、気軽に本堂(観音堂)の手前にある大きな香炉に供えることが出来ます。

 

古くから、焚かれている煙を自身の「悪いところ」につけるとよくなるといわれており、病気平癒や無病息災を願って頭や身体に煙を付ける人が大勢いらしゃいます。

 

実際には、参拝の前に薫蒸(くんじょう)された煙で自身の穢れを清めてそぎ落とすためにあります。

 

この大香炉の縁にも向かい合った龍があしらわれており、薫蒸された煙と共に富貴吉祥を招き、災いを祓ってくれる「龍」が境内を駆け巡って、常に境内を清めてくれています。

 

香炉
常香炉

 

 

 

 

 

二天門

 

「雷門」、「宝蔵門」に勝るとも劣らない、徳川家の栄光を残す門です。

 

本堂の東側に、浅草神社の鳥居に向かって東向きに建っています。

 

本来は浅草寺境内にあった東照宮(徳川家康を祀る神社)への門として建てられました。

 

「随身(ずいじん)門=警護のための門」で、重要文化財に指定されています。

 

東から参詣に訪れた人々は、まずこの門をくぐってから水舎へと向かっていたようです。

 

仏教の守護神である四天王のうち、向かって右には東方を守護する持国天(じこくてん)、左には南方を守護する増長天(ぞうちょうてん)が奉安され「二天門」と呼ばれるようになりました。

 

二天ともに上野・寛永寺の霊廟から拝領したもので、お互いが対称的な姿勢を取っています。

 

見るからに逞しい持国天、増長天からも、きっと『改運』のためのパワーをもらえます。浅草寺に参拝の際にはぜひ、ご覧になってみてください。

⑨二天門
二天門

 

※『改運』パワースポットの『改運』とは?
「何かいい事がないかなぁ?」と思うだけで状況が変わらない『開運』とは異なり、正統風水を取り入れて自らの手で積極的に運気の改善を図っていくこと。

 

 

 

2016年2月23日
江戸・浅草 『改運』パワースポット探訪③宝蔵門・浅草寺本堂

以前、江戸・浅草 『改運』パワースポット探訪②で、風水で欠かすことのできない「龍」の力を取り入れた「浅草寺」のお話をさせていただきました。

 

 

 

今回は「浅草寺本堂」と巨大なわらじが吊り下げられた「宝蔵門(ほうぞうもん)」のお話です。

 

 

 

有名な「雷門」を通り、賑やかな「仲見世(なかみせ)」の商店街を抜けたところには、

宝蔵門」という立派な門があります。

 

宝蔵門には、門の左右に「金剛力士(こんごうりきし)」が安置されています。金剛力士は仁王(におう)とも呼ばれ、かつては「仁王門」と呼ばれていました。

 

正面の阿(あ)・吽(うん)(左の阿形像・右の吽形像)の仁王尊には身体健全・厄難除け・虫封じを祈願します。

 

門の背面左右には巨大なわらじが吊り下げられており、この大きさが仁王様のお力を表し、「このような大きなわらじを履く者がこの寺を守っているのか」と、驚いて魔が去っていくと言われています。魔除けと健脚を願い、わらじに触れて行く人も多いです。

 

巨大わらじの左にはスカイツリー、右には五重塔があり、記念撮影スポットとしても人気があります。

⑥宝蔵門
宝蔵門

 

 

 

 

 

 

「雷門」から「仲見世」を通り、「宝蔵門」を抜けると、いよいよ「浅草寺本堂」が目の前に見えてきます。

 

 

浅草寺の本堂・観音堂は江戸文化の中心・都内最古の寺院といわれ、本尊の聖観音像を安置しているので「観音堂」と呼ばれています。外陣には川端龍子(かわばたりゅうし)の描いた「龍の図」、堂本印象(どうもといんしょう)筆の「天人散華(てんじんさんげ)の図」の天井画があります。

 

 

宮殿の手前左右には脇侍の梵天・帝釈天像、宮殿の裏には秘仏本尊と同じ姿と言う「聖観音像」(通称・裏観音)、堂内後方左右の厨子内には不動明王と愛染明王(あいぜんみょうおう)像が安置されています。

 

 

浅草寺本尊は、「誰でもどこから来た人でも、分け隔てなく救いの手を差し伸べてくださる」という意味を持ちます。他に息災・縁結び・教化し難い者の心を菩提心へと導く御利益があり、日々世界中からたくさんの人が拝観・参拝に訪れています。

 

 

人生をより良くしていくために、風水環境に優れ、エネルギーの溢れる土地、浅草の「浅草寺」で参拝をして、『改運』へのパワーをいただきましょう。

 

③浅草寺・観音堂
浅草寺の本堂・観音堂

 

※『改運』パワースポットの『改運』とは?
「何かいい事がないかなぁ?」と思うだけで状況が変わらない『開運』とは異なり、正統風水を取り入れて自らの手で積極的に運気の改善を図っていくこと。