2016年7月8日
「化殺風水10」~目に見える、目に見えない

風水には「巒頭(らんとう)」「理気(りき)」というふたつの判断方法があります。

 

 

「巒頭」とは、建物の形や大きさ、立地などが周辺の環境に適しているか、またその建物の
中の間取りが生活環境に適しているかどうかなど目に見えるものから生じる“気の流れ”の
吉凶を判断していきます。目で見て判断できる人相や手相と同じ、「相そう」で捉える学問
です。

 

 
巒頭は目に見えた形状で吉凶を判断するので、誰が見ても答えは変わらず、良いものは
良い、悪いものは悪いと単純明快なものです。

 

 

 

四神相応の地などは巒頭の代表的な考え方です。
四神相応落ち地

 

 

 

一方の「理気」は、その人の生年月日や星の動き、時間の流れ、タイミング、家の玄関方位
などに基づいて、宿命と環境との関係を判断するというもので、方位学などにも含まれます。
こちらは目に見えないものから吉凶を判断します。

 

 

理気の吉凶は風水師が細かく鑑定することで判断できます。引っ越しはいつが良いとか、
模様替えはいつとか、時間の変化による制約が出てくる場合も少なくありません。

 

 

 

現代の風水ではこれらふたつの側面から、古来より蓄積されたデータと照らし合わせ、幸せで
穏やかな生活が送れるように対処していくわけですが、判断基準は「七割巒頭・三割理気」で
考えるのがいいでしょう。これは「七割を巒頭で、三割を理気で実行すると改運の確率が高い」
ということです。

 
それほど化殺風水のベースとなる巒頭、つまり気の流れが重要であるということになります。

 

 

 

自宅や職場にあてはめて考え、凶運の気が入るなら、「変化させたり」「はね返したり」、
吉運に
好転させるような化殺風水アイテムを置くという対処療法を
用いて改運していきましょう。

2016年5月31日
「化殺風水3」~自分で『つくりだす風水』

風水でもっとも重要なのは「気」の流れです。
「気」は、すべてのものに存在するエネルギーのことです。
とくに大地に流れる気(エネルギー)は、運命を左右するほど、人に大きな影響を与えると
考えられています。
大地から生まれた気の流れ道を「龍脈」龍脈が集結する場所を「龍穴」と呼び、人に幸運をもたらす良い気は龍脈に沿って流れ、龍穴に集まると言われています。

 

 

風水では良い気の流れがある最強の場所を「四神相応(ししんそうおう)の地」といいます。
0007

 

 

「青龍(東)」 「白虎(西)」  「朱雀(南)」  「玄武(北)」 という神獣が各方位を守り、青龍、白虎、朱雀、玄武を総称して四神といいます。

 

 

四神が揃った地形は、たいへん運気が高い土地として大切にされてきました。
日本でも長い年月にわたって栄え続けた平安京や江戸の街は、四神相応に則って
つくられたことが知られています。

 

 

 

その昔、風水はエネルギーの良い土地や場所を探し出すためのものでした。
見つけた良い土地を所有し、居住したり商いをしたりしながら気を活性化することで、富を得て
繁栄させる、人を幸せな人生へと導こうとするものでした。
しかし土地開発が進む現代では、良い地相の土地自体が少なくなり、たとえ吉相の土地に
出会えたとしても、ほとんどは誰かの所有物です。風水の良い場所は、環境も良く、財産にも
健康にも恵まれ、人々が幸せに暮らせる場所なので現在の所有者が住み続けます。

 

 

 

そのため、風水の良い物件が不動産市場に出回ることはほとんどありません。
このような吉相の土地を今から手に入れるのは不可能に近いといえるでしょう。

 

 

では、良い土地の少ない現代ではどのように幸せな環境を手に入れるのか。

 

 

 

その答えは、自分が所有している土地や建物、またはこれから所有したり借りようとしている
物件を、良いエネルギーが流れるように改善していくことです。

 

 

 

このエネルギーの流れを改善するという目的で伝統的に利用されてきたのが、水晶や龍の
置物、鏡や鉱物(パワーストーン)に代表される風水アイテムです。
風水アイテムを使って陰気・邪気・殺気・妖気といった魔の侵入を退け、住居や自分自身を
活性化し、良い気を呼び込んで、財運・恋愛運・商売運・健康運・家庭運など、
さまざまな運と成功を手に入れる技術を「化殺風水」といいます。

 

 

 

現代では中国のみならず、日本を含めて世界中が、良い土地を「見つける風水」から
自分たち
「つくりだす風水」へと変わりつつあるのです。

 

 

 

化殺風水は、与えられた状況の中で最大限に風水環境を整え、凶を吉に変え、陰の気を
止め、陽の気を増長させる手法です。
化殺風水で状況を改善した結果、「人間関係が良くなった」「業績が上がった」「悩みが解消した」といった事例が積み重なり、数千年の間、化殺風水は廃れることなく実践・伝承されてきた
のです。

 

2016年1月25日
発展しつづける横濱中華街の秘密は風水にあった!⑯大風水と小風水

現在の横濱中華街は天・地・人が揃った風水最高の地

横濱関帝廟建築に当たり、この街出身の中山厳先生(副理事長・一級建築士・横濱中華街にある公共の建物すべての設計を手がける)に白羽の矢が立った時の年齢は33歳。中国古典建築の本や資料を読み漁り、中国や台湾へ何度も足を運び、2年の歳月をかけてやり遂げました。

 

「人の手配や材料の取り寄せ、何もかもがすべて初めての試みでしたが成功させることができ、天命だったと感じましたね。それも全てここに住む華人の人々の結束と協力、何よりも後世にこの街をよい状態で受け継いでいきたいという強い意志があってこそ。」と中山先生。

 

21-外観 変更

 

今日の横濱中華街が日本一と言われるほどの観光地にまで発展したのも、吉日時を選んだ「天の気」、四神の牌楼などの「地の気」、そして前向きに努力する「人の気」が揃って、初めてよい街づくりが完成し、永続的な発展が現実のものとなるのだという事です。

 

 

風水には種類がある?

元々は「大風水(地理風水)」といって、何をしても上手くいく環境の整った土地である龍穴=パワースポットを探して、居住の地を構えることが風水に於ける本来の目的でした。

 

横濱中華街は街そのものに風水建築・風水設計を取り入れた、いわば「中風水(風水都市)」。ビル一棟に風水を取り入れて設計・建築した場合も中風水です。

 

では、私たちが住んでいる家はどうでしょう?
龍穴となる土地はおろか、街やビル、マンションそのものが環境整備されている物件はまずありません。

 

そこで、戸建や集合住宅など個人で風水を整える「小風水(DIY風水=自分自身で行う風水)」が、最もポピュラーになっています。

 

戸建や集合住宅、店舗や事業所に取り入れる風水は横濱中華街ほど大がかりではありませんが、考え方は同じでどちらも「環境整備学」です。自分の住まいやオフィスに何をしても上手くいく気の流れを作りだし、パワースポットに変えてしまうことが出来るのです。

 

 

「化殺風水」こそが究極の風水

自分自身で取り入れられる風水とは、一体どのようなものでしょうか。自分の住まいの土地四隅に大きな四神の牌楼など建てられません。

 

そのような場合には、住まいの中に青龍、朱雀、白虎、玄武の置物をそれぞれに配置することで、それぞれの瑞獣に活躍してもらうのです。

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既に住み始めていても、中古物件であろうと、戸建・集合住宅・テナントなどに関わらず、その物件に応じて取り入れられる風水があります。どの物件にも共通するのは、入口(玄関)を入った右側に「龍」を置く、マイナスエネルギーを強力に浄化・吸収して気の流れを整える「気場改良」などです。

 

④

 

化殺風水を生活にとり入れて、「上げ運住宅」や「千客万来店舗」を実現し、よりよい人生にしていきましょう。