風水には様々な種類があります。根本にあるのは、発展や繁栄をもたらす土地を探す「地理風水」ですが、子孫繁栄を願いお墓に対して行う「陰宅風水」、そして現代に生きる私たちの住まいやオフィスなどを整える「陽宅風水」など、実に様々な種類があります。
私達に最も身近な「陽宅風水」も観方が二種類あります。
目には見えない方位や時間経過などの影響により吉凶判断する「理氣」、
目に見える周辺環境や間取りなどから吉凶を判断する「巒頭(らんとう)」です。
理気風水は、目には見えない事象を扱うがゆえに間違った情報や鑑定法が氾濫し、信用できない風水師を頼ると高額な鑑定料を支払った上に、目的である運気の改善もできないというデメリットが生じています。
また、方位やタイミングを重視するので、「今年はこの方角に玄関があると良くないから、玄関の位置を変えましょう。」といった鑑定結果となり、その都度、膨大なリフォームや引越しを余儀なくさせられ、現実的ではありません。
巒頭風水は凶判断であった場合、たとえば窓から鉄塔が見える場合は常にカーテンを閉めておく、などの具体的改善策があります。
それ以上に、鉄塔に対して伝統的な正統風水アイテムを用いることで凶作用の軽減・緩和、更には改善までを可能にするため、誰にでも、いつでも、どこでも実践でき、結果として最も安価でありながら最も効果的な風水です。
このように、環境によりじわじわともたらされる凶作用に対して伝統的なアイテムを用いて改善することを「化殺(かさつ)」といいます。
化殺風水は理気の要素である方位やタイミングなどに対しても高い効果が得られるので、正統風水の真髄と言われています。
現在、テレビや雑誌などでよく取り上げられるカーテンやカーペットの色、花や植物に頼るいわゆる「インテリア風水」は、運気改善の決め手となるものではありません。まずは正統風水である化殺風水で環境を整えた後にプラスアルファとして活用する程度と認識すべきです。
運気の改善を図り、運気を上昇させ、上昇した運気を継続させたいならば、巒頭風水7割:理気風水3割がベストと言われています。
中には、巒頭風水8割:理気風水2割、巒頭風水9割:理気風水1割と提唱する風水師もいるほどで、それは『数多の相談に応えてきた中で巒頭風水をきちんと対処する事こそが、運気改善の最短ルートだから。』に他なりません。