風水の極意『減築風水』

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人生後半からの住まいの考え方は、『減築風水』の教えで、活気が溢れる空間を取り戻す。

 

風水では、住まいは住んでいる人を映す鏡として捉えます。住まいを見れば、住んでいる人の健康状態や運勢の傾向がわかるといわれています。
例えば、あまり使わない別荘や空き家などは、築年数が浅くても劣化のスピードが速いことなどからも、何となく予想が付くのではないでしょうか。
つまり住まいとは、人が住むことで機能し、人が住まなくなった家や部屋は生命力がなくなりやがて朽ち果ててしまうのです。

 

 

子供が独立して空き部屋になった場所は、子育てが終わった心理的な空虚感とは別に、余分になった場所が気がつかないままストレスの原因となり、知らず知らずのうちに住んでいる人に悪影響を及ぼします。
そうならないためには、リフォームして余分な場所をなくすか、自分にとって必要な場所になるようにしなくてはなりません。

 

家には人間の体と同じく、気の流れがあります。
家の中に空室がある場合、気の流れが滞ってしまい、運気に支障が出てきます。
このような場合に、最も影響がでるのが健康運です。具体的には気力がなくなるため、日常生活全般に対して億劫になり、徐々に生活の質が落ちていきます。

 

特に多い事例は、二階建て戸建て住宅。
二階に住んでいた子供たちが巣立ち、空室になるケースです。
◆日々の生活が一階のみの場合は、二階の空室に滞ってしまう『陰の気』が、一階にいる自分に覆いかぶさってきます。
◆日差しが入る二階が空室の場合、二階の『陽の気』が弱まり、一階に『陰の気』が留まってしまいます。

 

解決策としては、二階を解体、平屋にし、屋根に開講窓を付け日差しがたっぷり入る明るい住宅へ。また、空室をしっかりした趣味の部屋に改装する事で、空室が活気溢れる空間に生まれ変わります。

 

このように『減築風水』の対処方法によって、健康運を阻害する要因を根本から改善する事ができるのです。

 

空室に貯まる『陰の気』を防ぐ、風水アイテムの使い方
様々な事情により、リフォーム等が行なえずにどうしても空室のまま放置しなければならない場合は、風水アイテムを効果的に使用する事で、空室に溜まる『陰の気』に対処する事ができます。
ここでは、今すぐに実践できる主な対処法の一部を紹介しましょう。

 


◆定期的に除障香を焚き、陰の気を浄化する

 

◆部屋の四隅に竹炭や水晶玉を入れた化殺好転改運筒を設置し、風水結界を作ること
で邪気の侵入を防ぎ、部屋に陰の気が溜まらないようにしてくれます。

 

水晶類(クラスター、玉、さざれ)を空室にたっぷり飾る

 

一般的に墓地や相議場など『陰の気』が強い不浄な場所に出かけたときには、塩や聖水で身体を清めるのと同じような考え方です。

 

部屋の主が不在の空室は、生気を失った部屋に邪気が入り込み、どうしても「陰の気」に支配されてしまいます。
いずれにしても、人生後半を心身ともに生き生きと、健康で豊かな生活を過ごすためには、住まいを今一度点検してみることが大切です。
生き生きと若々しい煩悩で健康長寿を謳歌する秘訣でもある『減築風水』は、古来継承されている考え方です。ぜひ取り入れて、住環境をきちんと整えることから始めてみてください。